Award Winner

受賞者紹介

竹原めぐみ

fucrow

あきこば

むらこ

fumie

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AdobeでONLY ONE になれるか?


もともとは東京の大手食品メーカーで商品企画・開発を行っていた竹原さん。しかし、家庭の事情で地元札幌に戻らざるを得なくなり、北海道大学の技術補助員のパートとしてのお仕事をはじめます。しかし、小さなお子さんがいることやコロナの影響もあり、思うようにいかない日々。そこから、動画編集という新しい道にむけて『AdobeでONLY ONE になれるか』という実験を行いました。パート勤務と子育てと両立しながらもアドビのクリエイティブツールを習得し、アウトプットを続けた結果、新規案件を7件受注し、認定ランサーになり、パートの収入に近い金額を稼ぐことに成功。その抜群の向上心と実績が高く評価されました。


以前は東京の食品メーカーで自分の裁量で仕事をしている感覚がありましたが、家庭の事情で地元札幌に戻ってくると、技術補助員のパートとして誰かから与えられた作業をひたすらこなすのと、子育てに追われて毎日が過ぎていきました。そんな中、コロナの濃厚接触で出勤できない日も増えました。さらに、パートの雇用も不安定で、漠然と今後の不安もありました。そこで、スマホで副業など検索し続け、たどりついたのが動画編集でした。ブログを参考に、ハイスペックパソコンを17万円で購入し、Adobeを契約しランサーズにも登録しました。ですが全く身に付けることができず、稼げたのはなんとたったの27円だったんです。 

そして、ランサーズは、認定ランサーとか、限られた人間にしか稼げないツールだろうなと一瞬で諦めました。しかし、その登録のおかげで、新しい働き方LABの研究員募集のメールが来て、すぐに応募し合格しました。

この研究をした結果、コロナ禍で人との距離を取っていた自分が、オンラインの本音で話せる友達が沢山でき、Adobeを使って作った作品をSNSに上げたら仕事に繋がり、さらに、研究員との交流で食品メーカーにいたときの経験が武器になると気づいて、プロフィールを更新したところ、前職と同じような内容の仕事のご相談もきました。ホップ・ステップ・ジャンプという感じでした。食品メーカーが住まいの近くにないから諦めていたのですが、自宅にいながらでも、大好きな食品の仕事ができるなんて、信じられないです。住む場所や家族を優先させても好きな仕事ができると思ったのは嬉しかったです。

そして、昨年11月の時点で総報酬額 13万円、ランサーズの案件数7になったところで勇気を出して、家族に理解してもらい、パートを辞める決断をして、フリーランスになりました。毎日自宅にいますが、オンラインでつながった友達と仕事をしたり、趣味のように楽しめる仕事をしたり日々が刺激的です。子供も預かり保育が減って喜んでいます。子育ても以前よりは余裕をもってできるようになりました。

私は新しい働き方LABで、これまで培ってきた食品に関するスキルと、今回新しく学んだアドビのスキルを掛け合わせることで、自分の理想に一歩近づくことができました。これを聞いている皆さんも一歩踏み出してみることをオススメします。



普通の公務員が一からブランドを立ち上げたら生活が変わるのか?


普段は福祉部門の正職員として週5日働いているfucrowさん。趣味だったサウナと、ステイホームの影響ではじめたミシンを組み合わせて、ゼロからブランドを立ち上げることができるのか?という実験をされました。

半年間で、オリジナルのサウナハットをつくるだけでなく、ブランドロゴ制作やネットショップの設立も行い、収益化に成功。

趣味を仕事にすることを半年間で実現させ、しかも正職員としての仕事は続けながらという、他の方に希望を与える実験内容が評価されました。



この度はこのような賞をいただくことができ、本当に嬉しく思います。ありがとうございます。

まず、なぜこの研究をしようと思ったかなのですが、​​今、11年ほど同じ職場で働いていて、デスクワークをしているのですが、デザインや物を制作する仕事に憧れがもともとあって、やりたいことがあるのに諦めて今の仕事をずっと続けていくことが自分にとって果たして幸せなのだろうかという疑問がずっとあったんです。

そんなときに、昨年、コロナウイルスの流行によりステイホーム時間が増え、たくさんの方がお家で楽しめる趣味を始めたかと思います。

僕もその一人で、新しいことを始めたくなり、サウナに行くのが一つ趣味としてありまして、熱から頭皮を守るサウナハットというサウナでかぶる帽子があるんですけども、結構自作している人も多いということを知って、自分で作ってみたくなり、ミシンを始めました。

試行錯誤しなんとかシンプルなサウナハットが完成し、ふと、サウナハットをお客さんに販売するために自分のブランドを立ち上げてみようかなと考え始めていたところ、「新しい働き方LAB研究員募集」という企画にタイミングよく出会い、コロナ禍で時間が出来た今こそ、自分がやりたかったことに挑戦するチャンスだと思い、参加を決めました。


また、私の行ったブランド立ち上げに向けての活動内容ですが、

まず、販売商品となるチューリップハット型のサウナハットから、オリジナルデザインの海賊の兜をモチーフにしたヴァイキングサウナハットの制作を行うという挑戦をしました。

そしてブランドのロゴの制作をデザインソフトで行い、サウナハットにロゴをタグにして取り付け、ネットショップで販売をするという活動を行いました。


今回の研究を行ったことで、本業で働きながら、憧れていたデザインやモノを制作するということができた上に、さらにサウナハットが活動期間中に7つ売れたことで、販売数的には少ないかもしれないんですけど、ゼロだったところから、収益が発生するところまで持っていけたことで、新たな仕事としての可能性も感じはじめいて、自分の働き方について、憧れていた理想の第一歩を叶えることが出来ました。


この新しい働き方LAB研究員制度に参加したことで、TwitterやSlackのコミュニティを見ていて、運営の方々のサポートや、同じように頑張っている研究員の方々が沢山いるということが、自分も頑張ろうという気持ちになり、最終的にブランドを立ち上げるという自分の決めたゴールに辿り着くことが出来ました。

今、働きながら、なにかやりたいことがある人がこの研究結果を見ることで、「自分もやってみよう。」と、その人の背中をそっと押してあげられていたら嬉しいです。ありがとうございました。


受賞


あきこばさん

絵と言葉で日常に物語を届ける |東京・小金井市|装画・挿絵やオーダーメードのイラスト制作|創作絵本『空のスープ』が第8回絵本出版賞にて奨励賞を受賞!|創作絵本とペーパーアイテムのお店『小月堂』運営

@kogetsudo0724

|フォロー嬉しいです!|ご相談は→ akikoba77@gmail.com


1日1時間以上自主制作をしたら、仕事内容にどんな変化があるか?


イラストレーターのあきこばさんは、「1日1時間以上自主制作をしたら、仕事内容にどんな変化があるか?」という実験を行いました。

毎日イラストをSNSにアップしたり、それがきっかけとなり新しいコラボ作品などを生み出したりと積極的に活動をされました。

その結果、自主制作は直接的・短期的には仕事にならないと思っていたけれど、蓋をあけてみたらそうでもなく、仕事の幅が広がる機会となりました。

好きなことをアウトプットすることが仕事につながる、ということを証明した事例として高く評価されました。



イラストレーターのあきこばと申します。


一昨年の秋まで会社員として宿泊施設の営業をしていましたが、コロナの影響もあり仕事を辞め、フリーランスになりました。学生の頃から続けていたイラストのスキルで、仕事を選ばず体当たりで新しい仕事に挑戦してみたものの、目の前の締め切りに終われ、好きだったハズのイラストが楽しめなくなっていることに気づきました。


その頃研究員制度に出会い、これを機に自分のイラストに向き合い、お仕事内容がどのくらい変わるか実験してみようと思いました。


当初は、何を描いたら良いか戸惑ってしまったり、思うように描け ずにストレスになることもありましたが、日々のイラストをSNSで発信し続けていたら、研究員仲間から応援してもらえるようになり、だんだんと研究が楽しくなってきました。


続けるうちにポートフォリオが充実し、研究員仲間や知り合い、ランサーズ経由で直接お仕事のご依頼をいただくようになりました。半年後には、研究前3件だったお仕事のスカウト件数が合計11件に、さらに、お仕事一つあたり数千円だったのが、研究期間に十万円以上のご依頼をいただくことができました。これまで名前が載らないお仕事がほとんどだったのに、研究期間中に文庫本の表紙イラストを担当し、本に名前を載せていただくこともできました。


それに加えて、自主制作そのものへの気持ちも大きく変化しました。

研究前は、「自主制作=趣味(お金にならない)」という考えがあり、たくさん時間を使って良いものか悩んだこともありました。今では、自主制作作品をオンラインショップで販売するようになり、好きな絵を描くことそのものが「お仕事」になりました。


半年前は将来が見えずに悩んでいましたが、今はイラストレーターとして活動しながら、自主制作を続け、創作絵本やオリジナルグッズ制作をし、多くの方に手にとっていただきたいという夢もできました。会社員時代には、想像できなかったことです。


この研究を通して、確信したことが一つあります。

好きなことに向き合い、頑張って続けていれば、必ず見ていてくれる人はいる、ということです。

最初は一人で頑張っていても、少しずつでも続けていれば必ず気づいて応援してくれる人がいます。

自分ではできないと思ったことでも、周りの人に自分のことを知ってもらい、応援してもらうと達成できてしまうことがあります。


これに気づけたことが、私の研究の最大の収穫です。

聞いてくださりありがとうございました。



大賞受賞


むらこさん

世界の隙間で働く人 | 2児のママ | #新しい働き方LAB 研究員一期生 | 新しい働き方アワード大賞受賞 | 無駄団


blog : murakolife.com


手持ちスキル「日本語」で海外クラウドソーシングサイトでどのくらい稼げるようになるのか?


「日本語を話せる」ということが、商材になるのか?という面白い視点での実験を行ったむらこさん。

海外のクラウドソーシングサービスを利用することで、同地域の事務職の収入を上回る金額を稼ぐことに成功しました。強みだと思っていなかったことが強みになり得るんだ、という気づきを与えてくれるユニークな実験内容が評価されました。

また、幼稚園児と小学生の二児の母として長らく専業主婦をしていたむらこさんですが、この活動によって初めて「主婦だし、子育てが落ち着いたらね」という口癖から脱却できた、という点も審査員に刺さったそうです!


このような賞をいただき大変光栄です。本当にありがとうございます!


以前の私は「専業主婦だし、子育てが落ち着いたらね」が口癖の人間でした。余裕もないし、自信もない。そんな感じの毎日でした。

新しい働き方LABへの応募をきっかけに、以前から思っていた「日本語ってもしからしたスキルになるんじゃないか?」を実践して、フリーランスとして海外のクラウドソーシングサイトで仕事を探すことにしました。すると、その月のうちにとんとん拍子で仕事が決まったんです。海外サービスの日本語のカスタマーサポートのお仕事やオフィスサポートのお仕事など、ただ日本語ができる、というだけで依頼をいただいたのです。

研究活動が終わるころには私の地域でフルタイムでバックオフィスで働く以上の収入を得ることが出来るようになりました。


ただ実は、LABで同期のみんな新しいスキルを学んだり、新しい働き方に挑戦しているのに、私はすでにあるスキルを使っているだけ。それってちょっとずるいんじゃないかな、成長してないんじゃないかなと、ずっともやもやしていました。

でも、LABやランサーズさんのマーケティングブートキャンプなどでの学びで、自分のスキルを整理して棚卸をすることで、これは誰にでもできる一番近道な新しい働き方なんじゃないのかなって思えるようになりました。


世間一般的に「スキル」だと思われていない「日本語」がスキルとなったように、自分ではスキルや魅力だと思っていないことが実はスキルであり仕事に繋がる、凄く簡単だけど、なかなか自分では気付けないことです。やみくもに人と同じことをするのではなく、一度足を止めて自分のスキルを見つめなおして、スキルを組みあわせて、自分にあったニッチな需要をさがすこと、これが大切だと気付くことが出来ました。


LABの研究員活動は、その自分では気付かなかったことに気付くことができる場所だと思っています。何かを教えて貰う場所ではなく、コミュニティーの中で成長し交流することで新たな気付きや新しい発想が生まれます。

従来の働き方とは違う、自分の強みに焦点を当てた新しい働き方です。

以前の私が抱えていた同じような悩みを持っている人は沢山いると思います。それは地域が悪いのでも、環境が悪いのでも、スキルが足りないのでもなく、マッチングしていないだけかもしれません。


新しい働き方LABでの活動は、私の人生に大きく影響を与えたと言っても過言ではないくらい、とても貴重な体験でした。

行動することは実は難しい事ではないし、最初は小さく始めたらいい。自分が思ったことはできるだけすぐやろう、やってみようと価値観が変わりました。

ありきたりですが世界が広がりました。


私が新しい働き方LABに背中を押されたように私の実験が挑戦したい人のお役に立てたら嬉しいです。



受賞


fumieさん

新しい働き方LAB-私の働き方実験研究員制度1期生・新しい働き方アワード受賞。フリーランス:鉱物×マクラメ作家、Yoga講師、webデザイン など『マルチ・ポテンシャライト』として活動中。働く人のための続けられるヨガ〔#ふみヨガ〕を発信中です!


『マルチ・ポテンシャライト』の生き方を追求することで、フリーランス収入を獲得することは出来るのか?


同時に複数の働き方をしながら、安定したフリーランス収入を得ることは可能なのか? を、検証したfumieさん。

もともとは、あれもこれも手を出して一つのことを続けられない、という自分の器用貧乏なところを弱みだと思っていましたが、「マルチポテンシャライト」という言葉に出会い、実はその特色が強みになり得るということを知りました。

やりたいことがたくさんある方にとっては、マルチポテンシャライトという生き方、ヒントになるかも知れません。そんなパイオニア的な存在としての活動が評価されました。




今回の研究は ”同時に複数の働き方をしながら、安定したフリーランス収入を得ることは可能なのか? を、検証するものでした。


わたしは服飾学校の出身で、アパレル商社の営業、広告代理店での生産管理、アートイベントの企画ディレクターをしたのち、経験を活かす形でフリーランスになった背景があります。

商社時代の海外出張で工場や市場を訪れていたこともあり、

フリーになってからは各地の鉱山に出向いて石の買い付けなどをしていました。


それらを使ってアクセサリーのデザインや、販売を行っていましたが

コロナ禍で体制や仕入れが難しくなり、オンラインで出来ることを探すようになりました。そんな時に、研究員制度と出会います。


今回の研究はわたしの挑戦に、大きな意味を持たせてくれました。


幼少期、周囲の大人たちからは「ちゃんと一つのことをやり遂げなさい。」「そんなにあっちもこっちもやってどうするの?」と言われることがありました。

大人になってからは「器用貧乏」と言われた事もあります。

『一つのことを続けられないことは間違っているのだろうか?』と、考えたこともありましたが、それ以上に人と違った生き方には魅力を感じていました。

それに、学びたい、吸収したい。という思いは誰かに止められたからといって、やめられるものではありません。


振り返ってみれば、営業企画、生産管理、買付、デザイン、講師業…と色々な仕事に携わってきました。一見、これらは異なる職種のようですが、全ての経験は繋がっていて

「視野の広さ」が求められる現場では、大きな強みとして活かされています。


こんな、ちょっと変わった自分の在り方を研究に活かせないかと考えていたところ、

「マルチ・ポテンシャライト」という言葉を目にします。

これは、キャリアコーチをしている「エミリー・ワプニックさん」が作り出した造語です


「器用貧乏」を「多能性」というポジティブな表現に言い換えて、

社会で活躍できる人材であることを堂々とアピールする様子は、とても刺激的で、

私の研究テーマはこれだ!と感じました。


ちょうどこの時、東京オリンピックや、教育機関に関わるお仕事を頂いたり、

ランサーズでの初仕事、コミュニティ内のイベントに参加する機会も多く、

心身のバランスが取れた、とても充実した活動が送れていました。

もちろん、上手くいかないこともありましたが

「焦らず、一歩ずつ取り組んだこと」が成果につながり「私の成功体験」となりました。


これからは、まだ知られていない「マルチ・ポテンシャライト」という生き方を

発信しながら、広めていきたいと思っています。


ここまで聞いてくださった方の中にも、もしかしたらこの性質を持つ方がいらっしゃるかもしれません。また、そのことに気付いた方がいましたら、ぜひ。


その素敵な個性を活かして、一緒に新しい一歩に挑戦しませんか?


以上です、ありがとうございました。